物置の法律5つ📖【耐用年数-固定資産税-減価償却-建築確認-建ぺい率をまとめて解説】

【更新日】2022.07.22.


悩む夫婦

物置を購入するかどうか検討中です😔

注意しておくべき法律って、どんなものがあるんですか?

それと法律に引っかからない、おすすめの物置も紹介して欲しいです。


あるいはこんな感じ。

  • 固定資産税ってかかるの?
  • 物置は減価償却になるの?
  • 物置の勘定科目ってどれ?
  • 国税庁が定める耐用年数は?
  • 建ぺい率の建築確認の申請って必要なの?

こんなふうに悩んでいる人に向けて書きました。


物置に関係する法律は、いくつかあります(決してややこしくない)

しかし、知らずに物置を設置してしまうと、あとでトラブルになる可能性があるので注意が必要です...

そこでこの記事では、あらかじめ知っておくべき法律を解説し、違法でない物置選びのコツも解説します。


この記事を読むことで、実現できることは以下です。


この記事のポイントは3つ
  • 物置に関係した法律にはどんなものが分かる
  • 国税庁の耐用年数とおおよその寿命が分かる
  • 手続き不要で買えるおすすめの物置が分かる

この記事を読み終えると、物置を買う前に知っておくべき法律がわかり、もうどんな物置を買えばいいか迷わなくなっているはずです😊

そして、この記事の目次は下記です。



それでは、ひとつずつ解説していきます。


⭐この記事のライター(信頼性の担保)⭐

菅間 勇
2級建築士・2級建築施工管理技士・甲種危険物取扱者

埼玉県生まれ。東京農業大学、大宮建設高等職業訓練校卒。高校からアルバイトで外構と庭の仕事をはじめ、現場経験は20年以上。

このサイトで、初心者向けに「お役立ち情報」を発信中。

・【月間の最高PV】90万以上
・【工事依頼の問合せ】月50件を達成
・【サイト経由の売上】もう少しで年9桁

子供と古典文学をこよなく愛す、3児の父親です。

≫信頼できる情報発信に向けての取り組み


当社クローバーガーデンは埼玉県の「外構と庭工事専門会社」です。

毎年60件以上の外構工事を行い、いろんなタイプの物置の設置工事もしています


【法律5つ】これさえ押さえておけば屋外物置は怖くない!


紹介する法律は5種類
  1. 法定耐用年数
  2. 減価償却
  3. 固定資産税
  4. 建築確認申請
  5. 建ぺい率

物置の購入時に注意すべき法律は、上の5つぐらいです。

「法律ってなんだか難しそう...」って思うかもしれませんが、一度目を通しておけば、あとで悩むことはなくなります。


1.国税庁が定めた物置の【法定耐用年数】は?

庭に設置したおしゃれな大型物置

法定耐用年数とは、国税局が定めた「その資産が耐えられる使用期間」のことです。

物置の場合、種類や構造によって耐用年数が異なります。たとえば、構造なら「金属 or 木造 or コンクリート」などです。

ここでは手作りではない、一般的な物置を例にして耐用年数を紹介します。それが以下です。


一般的な物置の耐用年数
  • 建物(金属製のもの):17年
  • 建物(簡易建物):7 or 10年
  • 器具及び備品:8 or 15年

と示されています。

ただし耐用年数はあくまで目安なので、その年数が来たら「絶対リフォーム(作り直す)しなければならない」というわけではありません。

【参考ページ】≫価償却資産の耐用年数等に関する省令


建物(金属製のもの):17年

物置の種類を建物、構造または用途を金属造のもの(骨格材の肉厚が3mm以下のものに限る)とした考えた場合、耐用年数は17年です。

この場合の物置はかなり大型で、ガレージ倉庫やガレージ車庫をイメージしてもらった方がいいでしょう。


建物(簡易建物):7 or 10年

物置の種類を建物、構造または用途を簡易建物とした考えた場合、耐用年数は7年か10年です。

7年は「仮設のプレハブ」をイメージすればいいでしょう。また10年は木製主要柱が10センチメートル角以下のものとなっていて、「木製の物置」のイメージです。


器具及び備品:8 or 15年

屋外用の小型物置をまとめた画像

物置の種類を器具および備品とした考えた場合、耐用年数は8年か15年です。

8年は「金属製以外のもの(木製など)」で、15年は「主として金属製のもの」になります。

一般家庭でよく使われる屋外用の物置はこの「金属製のもの」となるので、「物置の耐用年数は15年」と覚えておけばいいでしょう。イナバ・タクボ・ヨドコウの物置はここに入ります。


プロが考える寿命はこれだ!

最新の物置(イナバなどのメーカー品)の寿命は半永久的です。

わたしが外構工事の仕事を始めて20年以上経ちますが、今まで設置したお客さまから「物置が壊れたから、直して欲しい!」という連絡はひとつもありません。


寿命を延ばす最もよい方法は、コンクリート面に設置すること。逆に最も悪いのは、土の上に直接ブロックを置いて、その上に物置を設置することです。土ではなく、砂利を5cm以上敷いてからにしましょう。

また、物置が壊れる原因の多くは、大雪や突風などを外的要因です。経年劣化のよる破損は、ほとんど発生しないと考えていいでしょう。


【参考】外構エクステリアの耐用年数は?

外構の施工例をまとめた画像

物置は外構エクステリア工事のひとつです。

外構エクステリア工事に使われる、アイテムの耐用年数は「8~35年の範囲」にあります。アイテムの例は「ブロック塀・フェンス・コンクリート敷き」などです。

ただしレンガ塀でも、腐食性を有する気体の影響を受けるもの=7年、その他は25年(一般住宅はこっち)、と使用場所によって耐用年数は異なります。



外構エクステリアの耐用年数はこちらです⏬

外構エクステリアの耐用年数と寿命⏳【プロが経験を交えて解説します】

カーポートの耐用年数と寿命ってどのくらい?🤔【工事歴20年のプロが解説】


2.物置は固定資産で【減価償却】できるの?

物置は「固定資産」として扱われ、事業に利用するのであれば「減価償却」が適応されます。

減価償却とは、固定資産の耐用年数にしたがって、分割して費用を計上していくことです。

物置の耐用年数は15年で、工事費が50万円かかったとします。一度に50万円払うのは大変なので、数年かけて50万円を分割して経費算入していきます。

なお減価償却費の計算方法には「定額法」と「定率法」の2つがありますが、ここでは割愛します。


物置の勘定科目はどれ?

家庭用の物置なら以下。

勘定科目は「器具及び備品」


大型のガレージ倉庫は「建物」に分類され、固定資産税が発生する可能性があります。詳しくはすぐ以下で↓


3.物置に【固定資産税】は課税されるの?

あなたの物置が「家屋(住宅、店舗、工場、倉庫その他の建物)」の扱いとなると、固定資産税はかかります。

家屋として認められるのは、次の3条件をすべて満たすものです。

  • 【土地定着性】基礎などで土地に定着していること
  • 【用途性】居住・作業・貯蔵などの用途に利用できること
  • 【外気遮断性】屋根や壁があり外から遮断された空間があること

このことから、物置によって固定資産税が発生するものと、しないものがあるということです。

土地定着性を考えるとき、コンクリートブロックを使って基礎工事をした場合は、固定資産税が発生します。しかし、地面にブロックを置きその上に物置を設置した場合は、固定資産税は発生しません。


固定資産税のかかる物置
  • ガレージ倉庫
  • ガレージ車庫
  • 大型プレハブ

固定資産税のかからない物置
  • 小型・中型・大型物置
  • 小型プレハブ(ブロックの上に置いたもの)

以上のことから、家庭用の小さい物置には、固定資産税はかかりません


ブロックの上に置き、アンカー工事したらどうなるの?

一般的な物置は、上画像のようなアンカー工事をします。

これをすると「土地定着性」になるので、固定資産税を心配するかもしれません。しかしこれだけでは、上記した「家屋」としての条件を満たしておらず、固定資産税は発生しないでしょう。

またアンカー工事の目的は、風による転倒防止の対策です。「建物を建てる」という目的とは、ものすごく遠い位置にあります。

もし気になっているなら、お住いの自治体に電話して確認してみてください。すぐにもやもやが晴れますよ!

【参考ページ】≫簡易な物置を庭に建てました。このような物置なども固定資産税が課税されますか。


4.物置の設置に【建築確認申請】は必要なの?

建築基準法の規定により、建築確認申請の手続きが必要な場合があります。

確認申請が必要な条件は次の2つで、どちらかを満たすものです。

  • 【大きさ】10m2以上の場合
  • 【設置場所】防火か準防火地域である場合

逆に言えば、防火か準防火地域でなく、物置のサイズが10m2以下だったら、確認申請は不要(省略してよい)ということです。

ミニバンの王様「トヨタアルファード」

ちなみに10m2とは、アルファードなどの大型車ぐらいのサイズになっています。そう考えると、かなり大きい物置が設置できますね。


住んでいる建築課に聞いてみよう!

建築確認申請はややこしいです...

手っ取り早いのが、あなたが住んでいる「各市町村の建築課に相談」することです。

用途地域によりいろんな制限を受けるので、後でトラブルになりたくなかったら、購入前に相談してみましょう。丁寧に教えてくれますよ。


5.物置の面積は【建ぺい率】に算入されるの?

建ぺい率とは、「敷地面積に対する建築面積の割合」のことです。

物置は建物とは離れた場所に設置するため、建ぺい率が適応されるかどうか判断が難しいところ...

上記しましたが、確認申請が必要な物置サイズは10m2以上です。つまり10m2以下なら確認申請が不要なので、建ぺい率も考慮しなくていいでしょう


メーカーの小型~大型はほぼ大丈夫!

イナバ物置などのメーカーが作る小型~大型物置は、ほとんど10m2以下に作ってあります。

つまり建ぺい率を考えなくてよく、確認申請も必要ありません。

ガレージ倉庫や車庫などの大型商品は10m2以上なので、確認申請は必要になってきます。


設置場所が、防火か準防火地域である場合は注意!

物置のサイズにかかわらず、設置場所が「防火か準防火地域」である場合は確認申請が必要です。

ただここらへんは判断が難しいので、あなたが住んでいる「各市町村の建築課に相談」してみてください。丁寧に教えてくれますよ。


【手続き不要🤩】めんどくさくない物置の選び方!

手続きがいらない物置をまとめた画像

悩む男性

法律関係ってややこしいから、何も考えずに買えるおすすめ物置を教えて欲しいです...


ここでのポイントは3つ
  • めんどくさくない物置とは?
  • 法律に触れない理由ってなに?
  • めんどくさくない物置をまとめたページ

めんどくさくない物置とは?

メーカー製の大型物置をまとめた画像

めんどくさくない物置はズバリこれです!

メーカー品の小型・中型・大型物置


メーカー品とは、「イナバ物置・タクボ物置・ヨド物置など」をさします。

逆にめんどくさい物置とは、日曜大工が好きなお父さんが何も考えずに作った「手作り物置」です(世の中のお父さんスミマセン...🙇)。ただし、ちゃんと法律に目を通してからつくれば大丈夫!


法律に触れない理由ってなに?

ふむふむ...なるほどね...

その理由は、建築物にならずサイズが小さいからです。

そこで、固定資産税と建築確認申請の2つをかんたんにおさらいします。

  • ブロックの上に設置できるから建築物とならず、固定資産税を払う必要がない
  • 10m2以下のサイズなので、建築確認申請をする必要がない

以上2つの理由で、メーカー製の物置は、法律を気にせず購入できます。


めんどくさくない物置をまとめたページ

何も考えずに購入できる物置は、以下のページでまとめています。

あなたにぴったりの物置が、きっと見つかりますよ😊


まとめ

記事のポイントをまとめます。

  • 物置に関係した法律にはどんなものが分かる
  • 国税庁の耐用年数とおおよその寿命が分かる
  • 手続き不要で買えるおすすめの物置が分かる

以上の3つです。


この記事では、屋外用の物置に関連する法律を紹介しました。いかがだったでしょうか?

法律に触れない物置をかんたんに説明すると、「建築物ではなく、大きさが10m2以下のもの」です。ミニバンのトヨタアルファードぐらいの大きさが目安で、戸建ての庭ではじゅうぶんすぎる大きさでしょう。


物置の大手メーカー「イナバ・タクボ・ヨド」の小型~大型物置は、法律を気にせず購入できます。

つまりこの3社から選べば、「あ〜失敗した...😩」と後悔することはまずありませんよ。



すぐ下の関連ページで「物置のサイズ・物置の値段相場・失敗しない物置」を解説したページリンクを貼っておきます。

興味のある方はぜひご覧になってください😊


このページを読んだ人はこちらもオススメ!


以上、物置の法律5つ📖【耐用年数-固定資産税-減価償却-建築確認-建ぺい率をまとめて解説】…という話題でした。

更新:2022年07月22日|公開:2022年07月19日

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※このサイトは【クローバーガーデン埼玉】が運営しており、当社は「外構エクステリア工事・庭づくり専門店」です👷

⭐この記事のライター⭐

菅間 勇
2級建築士・2級建築施工管理技士・甲種危険物取扱者

埼玉県生まれ。東京農業大学、大宮建設高等職業訓練校卒。高校からアルバイトで外構と庭の仕事をはじめ、現場経験は20年以上。

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